講師紹介(堀裕美)

HORI Hiromi

2人の息子の母です。子育ての悩みをきっかけにアドラー心理学に出会い、その世界に引き込まれながら、より多くの方にアドラー心理学を知ってほしいと思うようになりました。子どもの不登校に悩んでいる方、子育ての悩みを感じている方、人間関係に悩んでいる方、自分を変えたい、自分を好きになりたいと感じている方、毎日をより幸せに生きたい方、そのような方に少しでもお力になれることがあれば嬉しく思います。

あなたにはあなたの、私には私の良さがあります。勇気づけを実践しプラスの面にフォーカスすれば、優しい時間が広がっていくことを日々感じています。

より豊かに生きるためのヒントを、アドラー心理学から一緒に学んでみませんか?


私とアドラー心理学との出会い

長男が小学6年生のとき、不登校になりました。私にとって、その出来事は「あってはならないこと」でした。普通のルートから外れてしまったような気がして、きっと私の育て方が悪かったからだ、と自分を責め、子どもにも「どうして?」と問う原因探し。はっきりとした原因もなく、元のように学校に通えるようになってほしいと願いは強くなるばかり。自分をダメな母親と思い込み、周りにもそう思われるのが嫌で、最初は親や兄弟、友人にも不登校のことは話すことができませんでした。

スクールカウンセラーの先生と初めてお会いする時もかなり勇気がいりました。でも、意外なことが起こりました。「あなたの育て方が悪いからでしょ」と思われるに違いないと感じていたのに、学校の先生も、カウンセラーの先生も、同じクラスのお母さん達も、誰も私を責める人はいませんでした。「あれ?世界は私が思っているより優しい?」と感じました。自分の思い込みに気付く機会になりました。

そして、しばらく連絡をとっていなかった親友に、やっと悩みを打ち明けた時、親友が教えてくれたのが『アドラー心理学』でした。

早速調べて、本を買って読んでみるもののわからないことがいっぱいでした。「嫌われる勇気」からは衝撃を受けました。もっとアドラー心理学が知りたい、自分を変えたい、今の状況から抜け出したい…、そんな思いを抱き始めて受講したのが、アドラー東北で開催していたSMILE(愛と勇気づけの親子関係セミナー)でした。

講師の高橋直子先生が、「よく頑張って(この会場まで)来たね」と声をかけてくださった時、涙が溢れてしまったこと、今でも覚えています。このセミナーでも私が受け入れられているという感覚があり、自分と同じように悩む人がいることを知り、お互い勇気づけながら、不完全な自分も認めることができるようになっていきました。

セミナーを受ける度に、自分を好きになっていく自分がいました。アドラー心理学でいう「自己受容」です。自分の軸ができていくと、自分への勇気づけ、他の人への勇気づけもできるようになり、イライラすることも随分少なくなり、感情のコントロールができるようになっていきました。

子どもへの関わり方も、「学校に行くことだけが最善ではないのかもしれない」と思えるようになり、ゆったりと構え、縦から横(対等)の関係に変わっていきました。長男は、中学校には行かないという選択をしましたが、中学3年になり通信制の高校への進学を決めることができました。

私にとって、不登校という経験は、いろんなことに気づかせてもらい、自分を成長させてくれた貴重な体験だったと感じています。毎日が試行錯誤の連続で、すぐ結果が出る訳でもなく、停滞感や焦りを感じた時間もたくさんありましたが、そこに向き合ってきた時間は、意味があり価値がある時間だったと今は思っています。

私の経験が、同じような悩みを抱えている方の役に立つことにつながれば嬉しく思います。


所持資格など

[東京 ヒューマンギルド認定]
ELM勇気づけリーダー&トレーナー
SMILE(愛と勇気づけの親子関係セミナー)リーダー

[横浜 日本支援助言士協会認定]
コミュニティカウンセラー(支援助言士)

[日本教育カウンセラー協会認定]
初級教育カウンセラー

[国家資格]
看護師
[職業 専門学校教員]