講師紹介(坂本明子)

秋田アドラー心理学勉強会 代表 SAKAMOTO Akiko

アルフレッド・アドラーは言います。 【わたしの心理学は専門家のためのものではない。みんなのためのものだ】 世の中には何百冊ものアドラー心理学の本があります。このサイトを読んでいくださっているあなたは、他のいろいろなアドラー心理学のサイトを検索して、アドラー心理学とは一体どんなものなのか、どんなことを提供してくれるのかについても、もしかしたら、よく知っているかもしれませんね。 アドラーさんは、こうも言います。 【実践しなければ意味がない】 秋田アドラー心理学勉強会の講座は、グループでのワークを通して、自分の意見や考えを話したり、聴き合ったりする時間を大事にしています。そして、それはすでにアドラー心理学の実践です。一人で本を読むだけでは得られない気づきや発見があります。 わたしたちが暮らすこの世の中を、アドラー心理学の見方でとらえ直してみましょう。ありのままで幸せを感じることのできる思考を手にいれて、よりハッピーに過ごしていきましょう! わたしは、アドラー心理学を通じて、たくさんの人と繋がることを心から楽しみにしています。

自分を変えることができるのは自分しかいない

図書館でたまたま見つけた1冊の本【アドラー心理学が教える新しい自分の創め方】これがわたしのアドラー心理学との出会いでした。そこにはこう書いてありました。 「過去の問題の原因を求める生き方を卒業し、未来志向の目的論に叶った自己決定的な生き方を選び、そのことに自覚的な態度で取り組めば、新しい自分が創められる」 わたしのこれまでの人生で、いくつか大きな困難がありました。偶然手にした本に書かれていたこの言葉は、苦しみから抜け出そうともがいていた時の過去の自分とぴったり重なりました。 過去にわたしが経験した大きな決断は、まさしく「今より幸せになるために自分で決心したこと」でした。困難を乗り越えようと必死だったときに感じていた「これまでの人生をつくったのも自分。これからの人生を決めるのも自分」という強い気持ちを説明できる心理学の理論があることに心から感動しました。わたしの人生は、そう強く思ったことでいい方向に舵を切れた実感もありました。 もっとアドラー心理学を学びたい!と、すぐにアドラー東北の高橋直子先生のところへ通うようになりました。学んで、その都度、自分と照らし合わせながら向き合ってみる。それを繰り返すことで、親との関係、家族への接し方、自分を取り巻く人間関係のあり方・考え方、さらには過去の捉え方までもが、みるみる変わっていきました。 自分では悩んでいるとか、過去にこだわり過ぎているというような自覚はありませんでしたが、自分の心のあり方が変わるだけで、景色はこんなにも違って見えるのだということに驚くとともに、たくさんの人にアドラー心理学を伝えたい!そう思って、この会を立ち上げました。 わたしの大好きなアドラー心理学の理論は「自己決定論」です。自分の人生を切り開くのは、まぎれもない自分自身。困難に出会ったとき、周りの人のせいにしたり、環境のせいにしたりせず、ありのままの自分を認め、許し、そして前に進むこと。理論を学んだことで、アドラーの言葉は、以前よりも心にしみてきます。 これからも、今ここにある幸せを感じて生きていきたい。 アドラー心理学は、わたしの人生の指針です。

プロフィール

秋田大学教育学部教育・心理学科卒業。 小学校教員免許と日本心理学会認定心理士の資格をもつアドラー心理学ELM勇気づけリーダー。 一般企業の企画運営担当の会社員、IT企業の営業職などを経て、能代市山本郡内の小中学校に外国にルーツをもつ子どもたちのための日本語支援員として通算12年勤務。 中でも、小学校入学から中学校卒業までの9年間を継続的に支援した某町での経験は、多様な文化・背景を認め合いながら、多感な子どもたちが大きく成長し変化していくときに、周りにいる大人がどんな心のあり方で、どんな関わり方をしたらよいのかを日々考え、実践し、アドラー心理学の提唱する【子どもたちと対等にあること】を肌で感じた時間でもありました。
能代市出身・能代市在住。