朝、子どもを起こすこと

みなさん、こんにちは。秋田アドラー心理学勉強会・勇気づけリーダーの坂本明子です。

4月から娘が中学生になりました。

中学生になるにあたり、朝どうやって起きるかについて話し合いをしました。

娘は、ぎりぎりになったらママが起こしてくれると、どこかで甘えている・・・甘えているというよりは、アドラー心理学的な言い方をしてみると、

ぎりぎりになると私が起こしていたことから、「本当の本当のぎりぎりにはママは起こしてくれる」と学んでいるわけですね。

娘に言いました。

みんなの朝ご飯を作ったり、ママ自身の身支度をしながら、あなたを起こしに何度もあなたの部屋に行かなくてはいけなくて、ママは朝の時間がとても忙しいです。

自分で目覚まし時計をかけて起きてもらいたいのだけど、どうかしら?

というわけで、この1カ月半、わたしは一度も娘を起こしませんでした。

今日こそ遅刻をするんじゃないか?と毎朝ドキドキでしたが、一度しっかり遅刻(おかしな表現ですが)をしてくれれば

先生に叱られるなり、朝の放送委員会の仕事に穴を開けるなりの痛い思いをしたら、「ママは起こしてくれない」と学んでくれるかなぁとも思っていたところ

自分で起きてきたけれども、放送委員会の仕事には、どうやら間に合いそうにない時間になってしまったことがありました。

「自分で起きたけど、間に合わないから車で送って行ってもらいたい」という申し出があったので、その日は夫が送って行ってくれましたが

自分で起きたし、自分から助け舟を求めてきたことだから、今回はいいことにしようかな、とわたしもこの件を振り返っていました。

そのうちに、たくさん宿題が出てきたり、部活動が忙しくなったりして、どんどん寝る時間が遅くなっていき、

娘は目覚まし時計の時刻をわざと10分早めたり、時計を布団から少し離れた場所に置いたりする工夫をしていますが、朝は相変わらず眠そうな上、バタバタしていて、とっても大変そうです。

そこで、わたしの方から、夜は音楽を聴いたりテレビをみたり、ゆっくり疲れをとる時間にして、朝早く起きてすっきりした頭で宿題をする、っていう選択肢もあるけど?と提案してみたところ

そのテがあったか!と、早々とお風呂に入って、好きな音楽を聴きながら布団に入り、朝は4時に起きて、ちゃちゃっと宿題を片付けているようです。

「めざましテレビをはじめから見ることができるんだよ!」とテレビ好きの娘にとってはそれも嬉しいことのようです。

その生活が今朝で連続3日目に。

来週はどうなるかわかりませんし、まだまだいろいろ試してみることになるのでしょうけれども、あくまでも親からは「提案」をするのみ。「決定」するのは娘本人。

そして、できていることに「注目」&「勇気づけ」

「早起き生活、調子が良さそうだね」というと「なんかね、早起きのおかげかわからないけど、今日の数学はさえてた!」「そうなんだ!さえてるって、いい感じだねー」というのは、昨日の晩御飯のときの会話です。

帰宅は19時過ぎ。それからご飯を食べて、お風呂に入って、そしてすぐ寝てしまうので、ゆっくり話せる時間はほとんどご飯の時だけ・・・

今こそ、アドラー流の「聴き上手」のコツを発揮!

小学生から中学生へと環境が変わったこともあり、学校のことをたくさん話してくれるようになったのは、聴く側のマインドが変わったからだろうなぁと、思っています。

明日の能代のアドラーゆるカフェでは、第2章の「聴き上手」の実践をみなさんに報告してもらうのが楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)